2/19/2017

ワイン通でなくても楽しめる!ソノマ・カウンティの旅。ワイナリー&レストラン編



ワインって敷居が高いイメージがありませんか。

ソムリエがワイングラスを華麗に回して匂いをかぎ、一口含む。しかし飲まないでペッと吐き出し、ベリーの味がするとか、ナッツの味がするとか言うようなイメージ。そして、このワインは肉料理に合うとか、そのワインはチョコレートに合うとか。レストランのワインメニューはフランス語やイタリア語の読み方不明の横文字が続き、同じ銘柄なのに産地や年が違うと価格が全然違ったり。

私にとって、ワインはずっと人生で初めて口にしたビールのよう。大人の味というか、酸っぱかったり、甘かったり、苦かったり、辛かったり、いまいち好きになれず。さらに敷居の高いイメージのせいで、知識がない人間は飲むべきではないとまで思っていました。なので、今回会社から旅の行き先がナパバレーであると告げられた時も「ナパといえばワインだよね。楽しめるだろうか。」とちょっと不安でした。

結果。とても楽しかったです。ワインへの興味もぐっと高まりました。

早速、今回訪れたワイナリーをご紹介していきたいと思います。


ワイナリーに行ってみよう!


このあたりにはワイナリーが何百とあります。右も左もひたすらワイナリー。いったいどこに行ったらいいのか迷うところですが、きっとどこに行ってもはずれはないと思います。ソムリエがワイン大好きすぎて別次元であるように、ワイン生産者も皆大変な情熱をもって取り組んでいるからです。

Ferrari-Carano Vineyards and Winery


今回、Ferrari-Caranoのツアーとテイスティングはもともと旅行のスケジュールに組まれていたので、何も考えずに喜んで行ってまいりました。



ここの見どころは美しい庭園!


ここがアメリカのカリフォルニアであることを忘れてしまいそうなくらい、素敵な雰囲気です。2月なのでブドウの木はまだ眠っている状態です。



ワインやスナックも買える売店のすぐ外には、ピクニック用のテーブルと椅子があります。


ツアーではワインの製造方法を説明してもらいながら、実際に使っている機器を見せてもらいました。ワインはこうやってできるのかと学べた一方で、この種類のワインはオークの味を出したくないからこうするとか、このワインは甘みを出したいからこうするとか、専門用語も多々あり。事前知識があったらもっと面白かったはず。


こちらはオーナーのVIPなワインコレクション。


ツアーの後5種類テイスティングしました。ワイン初心者ながら、いや多分初心者だからこそ、デザートワインのBaciがおいしかったです。

SIMI


こちらはワイン好きの同僚に連れて行ってもらいました。
宿泊していたホテルと同じ道沿いにありますが、ひっそりとした佇まいです。
こちらのサーバーの男性は本当にワインが大好きなようで、おすすめ5種類を出していただきました。ワイン初心者にはこういうのがありがたい。ここのシャルドネは甘めで、初心者の我々夫婦のツボにはまる味でした。

そこで、ワイン好きの同僚に「どうやってワインを始めたらいいのか」と聞いてみました。

とにかくいろいろ飲んで好きなワインを見つけること。酒屋なんかが土日に無料テイスティング会を開いているでしょう。そこで気に入ったら買ってみる。

シンプルだけれどもなるほどという答え。コカコーラかペプシコーラか。似たようなものだけれども違う味。そんなの自分が美味しいと思えればそれで良い訳で。敷居が高いイメージがぽろっと外れました。


映像からワインの世界に入る

ホテルおすすめのドキュメンタリーをNetflixで見てみました。もちろん酒屋で購入した地元のワインを飲みながら。

SOMM Into the Bottle


「ワインって敷居が高いんじゃないの」という質問にもソムリエ自身が答えてくれています。各地のワインの歴史、ワイン産業に携わる人々の情熱をリズミカルに伝えてくれて、一気にワインへの興味が高まりました。
ネット上でのレビューも非常に高く、ワイン好きにも、これからワインを好きになろうとしている人にも、おすすめです。


アメリカではAmazonでも見ることができます。


SOMM


この勢いで、同じシリーズのSOMMも見てみました。


フルバージョンはこちら。


こちらはソムリエの最高資格であるマスターソムリエの試験に挑む人々に密着しています。受験勉強の緊張感がこちらまで伝わってくる。ブラインドテイスティング(ボトルを見ないで銘柄を当てる)のドキドキ感。ワインというものの奥深さが見えてきます。

ソノマで食べる


ソノマの食文化はワインのおかげかとても発達しています。ただおいしいだけではなく、できる限り地元の食材を使おうという地産地消の姿勢が見られます。味付けもやさしめで、日本人の口にもばっちり合うと思います。

Catelli's


Geyserville(ガイザーヴィル)にある、カジュアルなイタリアンのお店です。
ラザニアを注文しました。遅めのランチだったので主人とシェア。なんとお店側で半分にカットしてくれて、美しく盛りつけて持ってきてくれました。



アメリカのラザニアは通常リコッタチーズどっさり、ミートソースこってりで、なかなか重いのですが、こちらのはPaper-thin(紙切れくらいの薄さ)のラザニア生地が繊細でとても柔らかく、チーズも薄めに塗ってあり、まるでミルクレープのようでした。

Rustic


映画監督のフランシス・コッポラ所有のワイナリーにあるレストランです。
この旅の数週間前にゴッドファーザーIとIIを見たばかりだったので、おおっ!という感じ。

Ferrari-Carano同様、これぞワイナリーという佇まい。


カリフォルニアの2月はミネソタより断然暖かいとはいえ、外は風があると肌寒いです。でもここはなんと外でもヒーター完備。




食べ物には関係ないですが、ワイナリーには博物館の部分もあって、オスカー像や映画で実際に使われた品々が並んでいます。


ゴッドファーザーの机。



Barndiva


夜の写真しかありませんが、昼の風景も絵になるお店です。人気店なので予約必須。



建物の裏には幻想的な庭が。ここで結婚式を挙げたい!





Agave Mexican Restaurant & Tequila Bar


ヒールズバーグの町にはメキシコ料理店がいくつかありますが、Mole料理の充実しているこちらを選んでみました。
私はメキシコに行ったことがあってメキシコ料理が大好きなのですが、ミネソタではいかにもアメリカ人向けなメキシコ料理しか見つからず、ずっと残念に思っていました。しかし、ついに出会えた!








おいしいものを飲んで、食べて、そして寝る。それだけでいいんです、旅行なんですから。ソノマはのんびりリフレッシュできるところです。

アメリカ国内からでしたら、3連休の週末なんかに行くのがおすすめです。日本からでしたら、サンフランシスコ観光と組み合わせたら都会と田舎の両方見れて楽しいでしょう。

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