2/19/2017

ワイン通でなくても楽しめる!ソノマ・カウンティの旅。ヒールズバーグ編



シャルドネって何?レベルの私が、会社の慰安旅行でカリフォルニアワインの産地の一つ、ソノマ・カウンティに行ってきました。

そもそも日本でも有名なナパバレーに行くものだと思っていたのですが、到着後にナパではなく「ソノマ」という場所であることが判明。そしてソノマについての日本語の情報があまり見つからない!

そんなわけで事前情報なしの超行き当たりばったりの旅になりましたが、だからこそ見つけられた素敵な場所、食べ物、過ごし方をご紹介したいと思います。


ナパVSソノマ・カウンティ


今回私も騙されたナパとソノマのややこしい関係。最初にはっきりさせておきましょう。

ナパもソノマもカリフォルニア州にある郡の名前です。下の地図の赤で囲われているのがソノマ、その右隣がナパになります。



両方ともワインで有名ですが、今回会社から提示された旅の名前がNapa Tripであったことからもわかるように、ナパのほうがネームバリューがあるようです。

同じような場所にあるワインの有名どころ…では一体何が違うのか。どちらに行くべきなのか。簡潔に言うと、


  • ナパバレー:ワインのディズニーランド
  • ソノマ・カウンティ:ワインの生産地


こちらのサイトで勉強させてもらいました。
http://winefolly.com/tutorial/napa-vs-sonoma-wine-country-style/

どうやらナパはセレブのようなゴージャスな気分を味わいたい方向けのようです。一方でソノマは田舎でのんびりしたい人向け。予算もナパのほうが高めのようです。

日本で例えるならば、京都(=ナパ)と奈良(=ソノマ)のような感じでしょうか。京都は世界的にも有名で、きらびやかなお寺がたくさんあり、観光地として完全に確立しています。一方で奈良の名前は外国ではあまり知られておらず、交通機関もそこまで整備されていませんが、京都よりも歴史があり、しっとりとした雰囲気の素敵なお寺がたくさんあります。それぞれ違った良さがあるということですね。


ソノマ・カウンティに行ってみよう


最寄りの空港はサンフランシスコ国際空港。日本からの直行便もありますね。空港から車で北に約二時間走ったところにあります。途中、サンフランシスコ名物のゴールドゲートブリッジも通れちゃいます。




国際運転免許証がある、もしくはアメリカの免許をもっているのなら、空港近くでレンタカーを借りるのがおすすめ。自分のペースで効率よく回れます。アプリやクーポンを駆使すれば一日当たり20ドル程度で借りれるみたいですよ。また、ソノマはそこまで観光地化していないので、駐車場もほとんど無料です!
もちろん、空港からバスも出ています。その場合は、目的地に着いてからの移動手段を事前に考えておいたほうが良いです。今回、私たちは会社手配のシャトルバスでソノマのホテルまで行ったのですが、行ってみたら地元民のためのバスが一時間に一本程度あるだけ。ホテルから徒歩15分のレンタカー屋は土日休業。幸いグループの何人かが空港からレンタカーを借りていたお陰で助かりましたが、そうでなければUber、もしくはホテルの無料貸出自転車を利用するしかなかったと思います。Uberの料金は、車で15分の距離で20ドル程度となります。それならばやっぱり空港でレンタカー借りたほうがお得ですよね。


拠点はヒールズバーグ(Healdsburg)がおすすめ



ソノマ地区にはいくつか小さな町が点在していますが、その中でもヒールズバーグがおすすめな理由は、

かわいい&おしゃれな街並
レストランの味レベルが非常に高い
ワインテイスティングできる場所がたくさん
ワイナリー巡りに便利な位置

アメリカに移住して2年、再訪したいと思うレストランになかなか出会えずにいたのですが、ヒールズバーグのレストランは素晴らしかった!後で詳しくご紹介したいと思います。


今回泊まったホテル


H2 Hotel


良かった点

とにかくおしゃれ。写真映えするヒップスター的なインテリアです。




各階のホールにはウォーターサーバーがあり、各部屋の冷蔵庫にあるグラスボトルにお水を注ぎ放題。ふつうのお水と炭酸水の両方あります。なんでもエコをテーマにしているからとか。屋根には緑の庭が広がっています。




ワインの町なだけあって、もちろんワイングラスとオープナーは部屋にあります。なんとチップスやクッキー等のおつまみも無料!コーヒーマシーンはNespresso。Wi-Fiは無料、そしてNetflixやHuluも無料で見れます。




バスルームには植物のいい香りがするアメニティグッズが。このホテルのオリジナルのようです。アメリカではホテルではなかなか見かけないメイク落としのウェットタオルも。




また、Complimentary breakfast(無料の朝食)のレベルが非常に高かったです。マフィンやシリアルなどの簡単なものしかないのが一般的ですが、こちらはキノコとほうれん草入りのスクランブルエッグやフリッタータ、オムレツや目玉焼き等の卵料理を焼きたての状態で提供してくれます。オートミールも注文してから作ってくれます。もちろん、マフィンや各種パン、フルーツ、ヨーグルトもあり。
私たちは使いませんでしたが、無料の貸出自転車もありました。


残念だった点

一方、おしゃれすぎて不便なこともありました。バスルームへの引き戸は開け閉めするのにかなりの力がいります。革のハンドルがついていたのですが、強く引っ張るとハンドルごと取れました(笑)
トイレへのドアも引き戸だったのですが、こちらは鍵の閉め方がわからず。アメリカ人の主人もよくわからないと言っていたので、言語や文化の問題ではなさそうです。
一番好きになれなかったのはシャワールーム。上の写真でもご覧いただけるように、見た目はおしゃれ。しかし、壁がないため洗面所に水がだだ漏れ。シャワー後は毎回タオルマットで吸水していました。
会社の同僚たちは電気のスイッチが不親切だと言っていました。明暗を調節するスイッチとオンオフのスイッチが一緒になっているタイプで、オンオフのスイッチが小さくて見つけられなかったとのこと。


総合:★★★★☆


全体的に素晴らしかったのですが、シャワーの点で−1としました。


ヒールズバーグの町を散策する

こじんまりとした街なので、30分もあれば徒歩で一周できてしまいます。でもここには立ち止まらずにはいられない、魅力的なお店がたくさん。

おしゃれなテラスがあるレストランや




有名な地ビールのお店、Bear Republic


このあたりで一番おいしいと評判のカフェ、Flying Goat Coffee


とってもレトロな雰囲気の映画館、Raven Film Center


おしゃれなキッチングッズのセレクトショップ、SHED。飲み物やデリも買えます。


アメリカでは貴重な、素材そのものの味を楽しめるアイスクリーム屋さん、Noble Folk Ice Cream & Pie Bar。その名の通りパイも売っています。このすぐ隣、町の中心にはHealdsburg Plazaという広場があり、ベンチに座ってのんびりできます。


そしてもちろん、たくさんのワイナリーがテイスティングショップを出しています。5種類楽しめて10ドルから15ドルとお値段もお手頃。町中やホテルにおいてあるフリーペーパーには一人分の値段で二人がテイスティングできるクーポンなんかもついています。

こちらはヒールズバーグの歴史が学べる博物館。入館料は無料です。


その他、アンティークショップやギャラリーもたくさんあります。

ホテルの部屋で手ごろな値段のワインを飲みたいのなら、SafewayというスーパーやCVS(ドラッグストア)、Healdsburg Liquors(酒屋)に行ってみてください。ワイナリーでしか手に入らない限定ものはもちろん置いてありませんが、その他の地ワインは大抵ワイナリーで買うよりも安く手に入ります。








いかがでしたか。次回はソノマの美しいワイナリーと大満足だったレストランについてご紹介したいと思います。

1 件のコメント:

  1. 匿名4/09/2022

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